毎年恒例となっているアップルストアの初売りと、Lucky Bag(福袋)の発売が、2013年1月2日午前8時から、全国7カ所のアップルストアで行われた。
東京・銀座のアップルストア銀座では、12月31日午後0時30分頃から年越しで並んだ千葉県の男性を先頭に、2日午前7時30分には、1000人を超える列ができ、最後尾は京橋の明治屋の先にまで到達した。例年以上の列の長さになったといえる。
前日の時点で、「ラッキーバックは終了しました」という告知がすでに示され、当日の始発電車で訪れても、ラッキーバックは手に入らない状態となるほどの人気ぶりとなった。
先頭の男性は、「Lucky Bagを買うのは初めて。先頭になるとは思ってもいなかったが、列の前の方で買いたいと考えて、大晦日から並んだ。買ったら、まずは家に帰ってお風呂に入りたい」と、寒中での行列には疲れた様子だったが、10秒前からの発売カウントダウンとともに、午前8時のオープン時には、スタッフとハイタッチしながら、元気よく店内に入っていった。
アップルのLucky Bagは、アップル製品や周辺機器、アクセサリーなどが詰まった数量限定の福袋で、価格は3万3,000円。アップルストアの銀座、渋谷、心斎橋、名古屋栄、福岡天神、仙台一番町、札幌の7店舗で発売され、Lucky Bagのなかに当たり券が入っていると、MacやiPadといった製品が当たる特典も用意されている。
今年は、MacBook AirとiPad Retinaディスプレイモデルが当たりとなっていた。先頭の男性にも、MacBook Airが当たったほか、発売からわずか5分の間に、10人ほどに当たりが出るなど、高い確率で当たりが出ていた印象だった。なかには、友人同士で訪れた3人すべてが当たるという幸運な人もいた。
先頭の男性は、「これまではWindows PCを使っていたが、ちょうど壊れかけていたところだった。買い換えを検討していたが、MacBook Airが当たったので、これからはMacを使いたい。『当たり』となった勢いで、今度はiMacの購入も検討したい」と、Macへの完全切り替えを宣言してみせた。 一方、1月2日の初売りでは、一日だけの特別価格での販売が行われた。iPad Retinaディスプレイモデルは、16GBが3,400円引きの3万9,400円など、iPad nanoは900円引きの1万1,900円、iPod Touchでは32GBが2,400円引きの2万2,400円など、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルでは、128GBフラッシュストレージで8,400円引きの13万6,000円など、となっていた。また、iPad Smart CoverやiPad Smart Case、Magic Mouseなどの周辺機器やアクセサリーも特別価格で販売された。
なお、初売りは、アップルオンラインストアでも行われ、特別価格での販売とともに、すべて送料無料となっている。店舗およびオンラインストアともに、2日午後9時まで初売りが行われており、店頭では在庫分だけで特別価格での販売が終了することになる。さらに、アップルストア銀座では、午前9時から、3階のシアターでワークショップを開催。「iPad、iPhone、iPod touchをはじめよう」、「Macをはじめよう」といった、初めてアップル製品を購入した人を対象にしたワークショップのほか、3日以降には中級者、上級者を対象にしたワークショップを用意。さらに、1月3日以降には、6~13歳の子供を対象とした「新春キッズワークショップ」を開催する。新春キッズワークショップは、iPadを使用し、iMovieでムービー制作を体験する「ムービー」、GarageBandを使用して曲作りを楽しめる「ミュージック」、iPhotoを使用してジャーナル制作までを行う「フォト」の3つのセミナーを用意している。新春キッズワークショップは、いずれも予約が必要だ。1月2日午前8時にスタートした初売りの様子を写真で追ってみよう。