第16代大統領エイブラハム・リンカーンの真実のドラマを描いた映画『リンカーン』のスティーブン・スピルバーグ監督のコメント付予告映像が公開された。
同作はエイブラハム・リンカーンがアメリカ合衆国の第16代大統領として過ごした最後の数カ月を描いた作品。南北戦争で国家が分断し変革の強い風が吹く中、リンカーンは戦争を終結させることに務め、国を再び統一し奴隷制を廃止する。成功への道徳的な勇気と強い決心を抱きながら、重要な場面で下す彼の決断は歴史と後世の人々の運命を変えることになる。
このたび公開された映像内でスティーブン・スピルバーグ監督は、「日本の皆さん、こんにちは。私の念願の作品『リンカーン』が遂に完成しました。これは、史上“最も愛されたリーダー”の知られざる物語です。リンカーンの人生には、今の日本と世界中に人に知って欲しいメッセージが詰まっています。国を二分する激しい争いの中で、情熱的な理想と冷静な知略を持つリーダーが行った、世界の未来を変える決断とは―。『リンカーン』の予告編をご覧下さい」とコメントしている。
同作では、映画『マイ・レフト・フット』(1989年)や『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007年)でアカデミー賞主演男優賞を獲得したダニエル・デイ=ルイスが主演を務めるほか、オスカー助演男優賞を受賞しているトミー・リー・ジョーンズや、これまでに2度オスカー主演女優賞を獲得しているサリー・フィールド、映画『ダークナイト ライジング』などで知られるジョセフ・ゴードン=レヴィットらが出演する。
なお、先日発表された第70回ゴールデン・グローブ賞では、映画ドラマ部門で作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、作曲賞の最多7部門ノミネートされている。映画『リンカーン』は、2013年4月19日より、TOHOシネマズ日劇ほか全国公開。