消費電力
最後に消費電力を測定した。IdleはOS起動後10分の最小値、LoadはCINE BENCH R11.5のシングルスレッド動作時の最大値をプロットしている。通常、マイナビニュースで行っているレビューと同様にパーツ単体ではなく、システム全体の消費電力を測定している。
IdleではCore i7-3970Xの消費電力が6W程度低く出ている。一方でLoad時ではCore i7-3970Xの方が10Wほど高い消費電力となった。ただTDPが130Wから150Wに増加したというほど、実際の消費電力に差は出ない結果となった。
パフォーマンス差は軽微。「最上位モデル」にこだわるなら買い
ベンチマークテストの結果を見れば分かってもらえると思うが、動作周波数が引き上げられた分、ある程度パフォーマンスが向上している部分もある。ただ全体的に見ればその差は軽微だ。
LGA2011対応CPUをこれから買うという場合はまったく別だが、すでにCore i7-3960Xなどを持っているユーザーにとっては、手を出しにくいモデルといえる。しかし、この時期に製品発表したことを踏まえると、Ivy BridgeベースのCore i7 Extreme Editionが早々に出るとも思えず、「最上位モデル」という肩書きがほしいのであれば買うしかないというモデルだろう。