東芝は26日、HDDの故障を事前に検知する技術を開発したと発表した。これにより、故障前にデータのバックアップを行うなどの対策が可能とする。
同社ノートPC搭載のソフトウェア「東芝PCヘルスモニタ」から取得した、ノートPC166万台分のHDD稼働データと、修理センターで蓄積した故障HDDのデータを活用。そのビッグデータを元に、750種類以上におよぶHDD稼働データの特徴を解析し、故障を事前に検知する技術を開発した。
これにより、故障が起こりやすい期間を予測し、データをバックアップする頻度を増やすといった対策が可能という。
この技術は、同社の企業向けノートPCに搭載する管理ツール「東芝スマートクライアントマネージャー」の新機能として、2013年度に商品化する予定。また、2013年1月8日から米国で開催される「2013 International CES」でデモ展示も行われる。