京王電鉄は2013年に実施する開業100周年記念事業の概要を発表した。同社は1913(大正2)年4月に笹塚~調布間で電車の営業を、新宿~笹塚間と調布~府中~国分寺間で乗合自動車の営業をそれぞれ開始。2013年は電車・バスの開業から100周年にあたる。

2013年秋開業予定の「京王れーるランド」イメージ

100周年記念事業の目玉は、「京王れーるランド」の大幅リニューアル。多摩動物公園駅に併設されている現在の施設を改装し、本格的な鉄道実車運転体験シミュレーター、HOゲージジオラマ展示、車掌業務体験、バス車両展示、キッズコーナー、展示コーナーなどを設けた屋内施設と、引退車両5両を展示する屋外施設を設ける。屋外施設には、鉄道車両展示場外周を運行するミニ電車を走らせる。入館料の有無については検討中とのこと。

バスデザインの復刻も、往年のファンには見逃せない話題だ。2013年1~3月にかけて同社に導入される新車11台に、1940年代半ばから1990年代半ばに運行していたバスのデザイン(4種類)を施して運行する。旧社名の「京王帝都」の文字や社紋も復刻するという。その他、開業100周年記念冊子の発行や2014年の京王グループカレンダーの写真公募など、各種の記念事業が予定されている。