シンガーソングライターの小沢健二が26日、米国人の妻エリザベスさんが現在妊娠4カ月で、2013年6月6日に出産を予定していることを発表した。
小沢が自らの口から結婚や妻について言及したのはこれが初めてのことで、彼の公式サイト「ひふみよ」には長文が寄せられている。現在はニューヨークを拠点に活動している小沢は「妻の本名はエリザベス・コールで結婚しても名前は元のままです。僕も変えていません。お互いに初婚です」と妻を紹介。エリザベスさんとは彼女がブラウン大学のグリニッチ・ビレッジにある大学院に通っている頃に友人を通して知り合い、現在は写真や映像、文筆の分野に携わりながら、小沢と共同でコンサートの舞台美術やデザインを手がけているという。
また、妊娠を知ってから小沢は「僕としてはただ"女性ってすごいなあ"という感を強めるばかりで、男親および男性というものの役割は一体何なのか、裏庭を通りすがる近所のオス猫などをにらみつつ、考えております」「僕ら男性がそういう役にも立たない思索をしたり、手伝うことはないかとウロウロして延長コードにつまづいたりしている一方で、妊婦さんたちは九カ月の間、一秒一秒の重みを感じながら暮らした挙げ句、出産という男性には想像もできない痛みを引き受けるのですから」と心境の変化を告白。そして最後に「取材等を受ける有名人とは異なり、妻は一般人です。従って情報を出さないという選択肢もあるのですが、今どき、誤情報が広まったりします」と今回の発表について綴っている。