博報堂こそだて家族研究所は、2012年9月~10月の子育て世帯の消費についてまとめた調査レポート「子そだて世帯の消費と意識」を発表した。
同調査は9月23~28日と10月12日~15日にかけて、全国の20~40歳代で0~9歳の子どもを持つ既婚女性を対象に実施。1,223名から有効回答を得た。
第1位の学資保険で約半数が回答
まず、子どもを持つことをきっかけに購入したモノやサービスについて尋ねたところ、1位は「学資保険(46.7%)」、2位は「デジタルビデオカメラ(42.7%)」、3位は「自動車(36.8%)」だった。「空気清浄機」や「加湿器」についても2割以上の世帯が購入(または買い替え)、「家具」「掃除機」や「洗濯機」は1割以上の世帯が購入(または買い替え)している。
子育て世帯が購入している商品やサービスについて、その購入率は「生命保険(82%)」「学資保険(64.2%)」「子どもの習い事(61.8%)」だった。実際にそれぞれの項目に関して1カ月に使っている金額は、「生命保険」1万6,661円、「学資保険」1万3,114円、「子供の習い事」1万306 円と言う結果となった。
1カ月あたりの生命保険・学資保険・習い事の金額 |
今後は旅行や貯蓄にお金を回す
今後お金をかけたいものについて聞くと、1位は「旅行(51.7%)」、2位「貯蓄(51.3%)」、3位「子供の教育(41.0%)」。実際にお金をかけているものは、1位「食品(59.5%)」、2位「旅行(44.5%)」、3位「外食(33.9%)」となった。お金をかけたいけど実際にはかけられていないものは、貯蓄、子どもの教育、自分のファッションという結果になっている。
子供を持つことをきっかけに、選ぶ基準が変わったモノやサービスについて聞くと、1位は「普段遊びに行く場所(39.6%)」、2位「食品(39.5%)」、3位「自分のファッション(30.5%)」となった。3割以上のママが、「子供がきっかけで自分のファッションを選ぶ基準が変わった」と回答するなど、子供を持つことで自分のもの選びの基準が変わる人が多いようだ。