自分と重なり合う"魂の半身"がどこかにいて、その人と結婚するのが理想……なんて思う人もいるだろうが、そもそも違う論理で動いている男と女の間に、本当にそんな一致があり得るのだろうか。マイナビニュース既婚女性会員200名に、夫とは「合わない」と感じる瞬間について聞いてみた。
『夫に対して、「やっぱりこの人とは合わない」と思う瞬間はありますか』という問いに、「はい」は21.5%、「いいえ」は78.5%だった。「はい」と答えた人に、具体的にどういったときに合わないと思うか、尋ねた
>>男性編も見る■理解不能な男性の思考回路
・「もともと物静かな人なので、不満なそぶりを感じても何も言わないので何を考えているのかわからないときがある」(31歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・「怒るポイントがずれてる時」(31歳女性/自動車関連/秘書・アシスタント職)
・「物事の妥協点がお互いに異なるとき」(28歳女性/医療・福祉/専門職)
■夫婦でも性格はベツモノ
・「あまりにもネガティブ思考に陥ってしまうところ」(39歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「ちょっとしたときにイライラするのを見たとき」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「物事に対して細かい時」(32歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「マナーやモラルがなっていないとき、周りに気を使えないとき、行動力がまるでないとき」(31歳女性/通信/技術職)
■趣味も好みも生活スタイルも違う
・「旅行好きの自分とインドアな旦那」(28歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「食べ物の好みやTV番組の好み」(36歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「私は子供中心の生活にシフトしたのに対し、夫は変わらず自分中心に生活してしまう点」(32歳女性/人材派遣・人材紹介/技術職)
■金銭感覚が違うとひずみも
・「食事の際、残り物を捨てると『もったいない』というくせに、自分は似たような着ない洋服を何着も買ったり、無駄な物を買って、どっちがもったいないか考えてほしい」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/秘書・アシスタント職)
■総評
同様の男性編アンケートと比べると、女性の方が「合わない」と思っている人がやや多い結果となった。しかし、回答を見ていくと、女性はこの違いを最初から受け入れているような印象だ。怒りまじりの回答は少なく、「あの人と私はここが違う」と淡々と語るような回答が目立っていた。
性格や趣味、思考、価値観の違いなど、男女間での越えられない溝はさまざまにあるようだ。意外に多かったのが、金銭感覚の違いを指摘する声。おそらく、女性の方が"しまり屋"で、浪費を繰り返す男性に対して、ちょっとあきれているのだろう。自由回答のように、妻には「もったいない」と諭しながら、高額な買い物をする夫、というのは、「もったいない」のポイントがズレている男女の違いをよく表している気がする。
夫と「合わない」と感じていない人が、78.5%もいるというこの現実。やはり結婚相手は、魂の半身ということ!? 確かに、「この人とここが合うな~」という部分を探していったほうが、夫婦生活をしていく上でずっと建設的な気はする。
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2012年11月6日~2012年11月10日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート