ソニー損害保険は10月16日~10月22日にかけて、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女を対象に、全国カーライフ実態調査を実施した。有効回答数は3,000件。
8割は何らかのカートラブルを経験
まず、今までに経験したことがある車のトラブルを聞いたところ、「バッテリー上がり」(54.7%)と「タイヤのパンク」(51.2%)を経験している人は半数。「キー閉じ込み」が34.5%でそれに続いた。「経験したことのあるカートラブルはない」は19.2%で、ドライバーの8割は何らかのカートラブルを経験したことがあることが明らかとなった。
車のトラブルを経験したことがある人を対象に、どのように対処したかを聞いたところ、1位は「ロードサービス会社に連絡をした」(37.9%)、2位「家族・知人を呼んだ」(32.3%)、3位「自分で対処した」(25.7%)。「自動車保険会社に連絡をした」は12.9%で、自動車保険会社のロードサービスを利用するという意識があまり浸透していないことが分かった。
車を運転していて、危うく起こしそうになった事故の場面について複数回答で聞いた。すると、「居眠り運転による事故」(35.9%)、「追突事故」(35.4%)、「自転車との事故」(35.0%)が全て3割半を超えている。「今までに、起こしそうになった事故はない」は12.4%で、9割弱の方は何らかのヒヤリハット経験があるようだ。
この1年は自転車との事故がトップ
また、この1年で起こしそうになった事故では、「自転車との事故」(14.4%)がトップ。通勤・通学を主な運転目的としている層は「自転車との事故」(16.7%)の割合が比較的高く、自転車通勤・通学者との接触事故を起こしそうになっていると思われる。
続いて、2012年秋ごろから各保険会社で導入されている“新等級制度”について知っているか聞いたところ、「内容を知っている」は1割(10.4%)と低かった。「聞いたことがある程度」(24.8%)と合わせても新等級制度の認知率は3割半(35.2%)にとどまった。