「Kindle Fire HD」を買って浮かれていたら、担当編集者より「KindleとAmazonだけで生活してくださいよ」というムチャぶりを受けてしまった筆者。まあ、いつものことではあるのだが、このくそ忙しい師走になんという無理難題を押し付けるんだ! と思いつつも、Kindle&Amazon生活がスタート。そして、その生活もついに最終日を迎える。

……ついにやってきた4日目。最終日である。「短いじゃねーか!」とお怒りの方もおられるかもしれないが、今回は年末進行のまっただ中の企画ということでご勘弁いただきたい。

もっとも、4日間続けて痛感したのだが、Kindle&Amazon生活には明らかに限界がある。これ、4日以上は無理だ。

とりあえずまとめということで、Kindle生活の長所と短所をざっくり書きだしてみよう。

【長所】

* Amazonには何でもある(防弾チョッキとかまで買える。いらんけど)

* Kindleの音質は間違いなく全タブレットでナンバーワンだと思う。良いコンポで音楽聴いている感じ

* 画質もかなりよく、電子書籍やウェブの閲覧にストレスは感じない

誰が買うのか

【短所】

* Amazonにない物は買えない(ほとんど満足いくレベルだけど)

* Amazonから品物が届くのにどうしても1日はかかる。そのため"今必要なもの"が手に入らない

* アプリストアの品ぞろえがまだまだ少ない。裏ワザを使えばそれ以外のルートからアプリを入れることはできるが、セキュリティのこともあるのであまりオススメはしない

* Flash Playerが入ってないのでニコニコ動画が見れない(YouTubeは大丈夫)

* テレビが見られない(TSUTAYAアプリを使えば映画のレンタルはできる)

* ソフトキーボードで仕事をするのは無理

仕事道具であるキーボードが一番のネック

……特に大きいのは、最後の「ソフトキーボードで仕事」である。これがある限り、Kindle生活をずっと続けるのは無理だ。Kindleというか、タブレットの仕様なのでどうしようもないのだけど、やはりタブレットはタブレットである限り、仕事用のメイン機には成り得ない。

逆にいえば物理キーボードを買って接続し、十分なタイピングスピードが出るのであれば仕事だってサクサクこなせる。今使っているOfficeアプリだと、ExcelファイルをPDFで保存できないとか、そういう小さな不満点はあるのだけどね。