米Wall Street Journalの12月21日(現地時間)の報道によれば、米Google傘下のMotorolaが最新機能を搭載した「X phone」という内部コード名の製品開発に取り組んでいるという。既存のライバルに対抗するのが狙いで、来年にも提供が開始されるという。

だがWSJによれば、Motorola Mobility部門の一連のリストラの中で世界各国のオフィス閉鎖や従業員解雇に加え、製造拠点の閉鎖と外部委託へのシフトへと進みつつある。そのためサプライチェーンや製造面でのハードルもあり、Motorolaは当初の「X phone」計画の見直しを迫られたという。現在、Motorolaのシェアはベスト10陥落目前の水準まできており、かつての携帯電話パイオニアでトップ3常連だった面影はすでにない。Googleではリストラの一環として、Motorolaの端末戦略を「量から質」に転換させる方針を抱いているという。つまり、「X phone」の開発方針が「突出した機能を持つハイエンド端末」にあることを示唆している。またWSJによれば「X」の内部コード名を冠する開発中の端末は2種類あり、片方がVerizon Wirelessの「Droid」シリーズにみられるようなキャリア提供向けのスマートフォン、もう1つがタブレット型端末になるようだ。

(記事提供: AndroWire編集部)