歌手の安室奈美恵が20日・21日、自身初となる5大ドームツアー『namie amuro 5大ドームTOUR 2012 ~20th Anniversary Best~』のファイナルとなる東京ドーム公演を行った。
ライブのオープニングを飾ったのは「Body Feels EXIT」で、ツアーで小室哲哉プロデュース楽曲を披露するのは5年ぶりのこと。また映画『黄金を抱いて翔べ』の主題歌にもなった「Damage」を映画の映像をバックに歌唱するなど迫力のパフォーマンスを披露した。
ステージ中盤の「a walk in the park」では、ダンサーの人数やサービスモニターに流れる映像を、15年前のドーム公演の自身の映像と同じ表現をするという驚きの演出も。続く「SWEET 19 BLUES」でも"過去と現在の安室奈美恵"がコラボした。「Chace the Chance」では、ステージの端から端の約80mを全力疾走しながらも、その後、息を切らすことなく歌い、「CAN YOU CEREBRATE?」では、客席に一緒に歌おうとジェスチャーで呼びかけ、これまでの道のりとファンへの感謝を噛みしめるように歌い上げた。安室は、ファン投票により選ばれた25曲と最新の5曲、計30曲を披露。20周年を飾るにふさわしい一夜となった。
安室奈美恵にとってドーム公演は1997年に実施された4大ドームツアー以来、約15年振りのこと。福岡を皮切りに、大阪、札幌、名古屋、東京の5カ所8公演を行い、約34万人を動員。このファイナル公演をもって、ドームツアーとしては女性ソロアーティストの公演数・動員数で最多記録を更新した。さらに2013年には、アジア3カ国(台湾、香港、シンガポール)でのツアーも決定している。