女優の黒谷友香が、極道の世界を女性側からの視点で描いた人気シリーズ『極道の妻たち』の最新作『極道の妻(つま)たちNEO』(2013年初夏公開)で主演を務めることが20日、明らかになった。
家田荘子のルポルタージュを原作に、1986年に五社秀雄監督、岩下志麻主演で映画化された「極道の妻たち」。岩下以降、十朱幸代、三田佳子、高島礼子といった大女優たちが主役を演じ、根強いファンを獲得した同シリーズは、累計15作制作され、累計観客動員数は670万人を突破、ソフト販売本数は合計70万枚を突破している。
そして2005年以来、8年ぶりに"極妻"が帰ってくる。最新作『極道の妻たち』は、これまでの映画作品の「妻=おんな」ではなく、原作通り「つま」と読む。家田荘子による、原作への原点回帰を象徴しており、「妻」として生き方を貫こうとする女たちの意志の力を表現している。
"極妻"シリーズ第5代目の主演を務める黒谷友香が演じるのは、関西連合鬼場組の鬼場満組長の妻・鬼場琴音。黒谷は「あの"極妻"に出演することができるとは思っていなかったので、とても光栄でしたし、うれしかったです」と大役を喜びながら、「岩下さんとお付き合いさせていただいていますが、その岩下さんが劇中で着た喪服を、私も着たりと衣装も引き継がれている事にも気が引き締まる思いでした。歴史ある"極道の妻たち"を演じられる喜びを感じました」と感動の瞬間を振り返っていた。