ライカカメラジャパンは12月22日より、レンズ交換式デジタルカメラ「ライカS」を発売すると発表した。

「ライカS」

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ライカSは、新開発のイメージアンドセンサーボードを搭載するデジタル一眼レフカメラ。ノイズ特性やより自然な色合いの実現、ホワイトバランス精度の改善のほか、ホワイトバランスの機能拡張が行われ、「グレーカード」の設定も導入されている。また、改良されたモジュールによる、速度・精度ともに向上したAFも特徴で、動きの速い被写体を追尾する予測オートフォーカス機能が新たに搭載された。撮像素子サイズは35mmフルサイズセンサーより約60%大きい45×30mmのCCDが採用されており、有効画素数は3,750万画素となっている。

9月18日の製品発表時には12月とされていた発売時期が、今回正式に決定した。希望小売価格も製品発表時には未定だったが、今回正式に決定。希望小売価格で2,520,000円となっている(ボディのみ)。

ライカS用レンズ2本の発売日・価格も決定

「ライカ バリオ・エルマーS f3.5-5.6/30-90mm ASPH.」

ライカS用レンズのうち2本も発売日が発表された。発表されたのは「ライカ バリオ・エルマーS f3.5-5.6/30-90mm ASPH.」と「ライカ ズマリットS f2.5/70mm ASPH. CS」で、いずれも12月27日に発売される。

ライカ バリオ・エルマーS f3.5-5.6/30-90mm ASPH.は、35mm判換算で24~72mm相当の焦点距離をカバーするズームレンズ。広範囲をカバーしつつも単焦点レンズと同等の光学性能を誇るとしている。レンズ構成は11群14枚で、9枚の異常部分分散ガラスレンズのうち3枚が低分散特性を持つフローライドレンズが用いられているほか、最後部と第2群最前部に非球面レンズが採用されており、近接撮影などにも威力を発揮する。希望小売価格は1,102,500円。

一方のライカ ズマリットS f2.5/70mm ASPH. CSは、防塵・防滴対応のレンズとして初めて、セントラルシャッターを搭載した単焦点レンズ。野外撮影などの厳しい環境下でもセントラルシャッターを利用した撮影が可能。希望小売価格は651,000円となっている。