ルイ・ヴィトンのジョルディ・コンスタンスCEOが、健康上の問題のため就任後わずか1カ月で現職を退くことになった。
ジョルディの後任として、長年モエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)に身を置いているブルガリの前CEOマイケル・バークに白羽の矢が立てられ、早速マイケルは19日より後任職を開始している。LVMHの会長兼CEOのベルナール・アルノーの息子であり、LVMH役員のアントワーヌ・アルノーは「ジョルディは体調を崩し、CEOとしての職務を遂行することが難しくなってしまいました。我々はジョルディの1日も早い回復を願っています」とコメントを残している。
ジョルディの体調は命に関わるような重体ではないものの、世界各国に450店舗も展開しているルイ・ヴィトンを取り仕切ることは体力的に難しかったという。
後任のマイケルは1980年よりベルナールの下で働き始め、1986年にクリスチャン・ディオールUSAに参加し、1993 年から1997年までルイ・ヴィトン北米地区のCEO を務めている。その後ディオールのクチュール部門のトップに立ち、2003年にはフェンディに移り経営再建に従事した。そして今年2月にブルガリのCEOに就任している。
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