アメリカのニューヨークあたりではすっかりおなじみのレジャーとなった日本発「カラオケ」。他の国々でも人気はあるのでしょうか? 世界のカラオケ事情について、日本に住む外国人20人に聞いてみました!
■カラオケはフランスではそこまでなじみがなく、フランス人もあまり歌が一般的に上手ではない。こぢんまりとしたカラオケボックスみたいな形ではなく、広いレストランのような場所で歌う習慣がある(フランス/女性/20代後半)
■エジプト人はほとんどやりません。外国人が集まるホテルとかバーとか、レストランとかであります。曲は外国の曲だけです(エジプト/男性/40代後半)
■イギリスでカラオケボックスはないと思います。イギリスのカラオケというのは、居酒屋でステージにのって皆の前で歌うこと(イギリス/男性/40代前半)
■母国(オランダ)では日本のようなカラオケは少なく、まだ行く人も少ない。中華街に日本式のカラオケがあるらしい(オランダ/男性/30代前半)
■私の出身は田舎じゃないけどカラオケボックスなどはない。人気ないから。あるとしたらバーの中でしかできない。スナックみたいな感じかな(アメリカ/女性/20代後半)
欧米でのカラオケのスタイルは、人前でステージの上でするのが主流です。中には、音楽関係者がときどき見に来ているらしいと、かなり気合を入れて参加する人もいるとか。
日本でも当初はカラオケはスナックやカラオケバーなど、人前で歌うことが主流でした。のちにカラオケボックスが登場し、カラオケが手軽にできるようになりました。友人知人、家族など知っている人だけで楽しめる、シャイな日本人にはこれが性にあうようで、以後、瞬く間に市民権を得ました。趣味がカラオケという人もいるくらいです。
■母国にもカラオケボックスがあります。値段は安い(1曲15円)。屋台からデパートまでどこにもありますから、誰でも利用できます(タイ・女性・30代前半)
今でこそ時間内何曲でも歌い放題ですが、日本でもカラオケボックスができた当初は1曲いくらというスタイルでした。歌いたい曲の番号を間違えて入れてしまうと大変! 全く歌えない曲に無駄にお金を払うことになったりするので、それはそれは慎重に番号入力をしたものです。友達が歌っている時に誤って演奏中止ボタンを押してしまった日には……つかの間の沈黙のち苦笑ところにより弁償。懐かしい日々です。
■一時間300円。時間帯によるランチ、食べ放題もある。日本のヒトカラと違ってほとんどみんなで行く。多民族なので洋楽、台湾ポップ、K-POP、マーレー、フィリピン曲など種類が多い(シンガポール/男性/20代後半)
■一時間400円位。若者がよく行く。ほとんどグループで行く(中国/男性/20代後半)
■値段は日本の倍ぐらいしますが、スペースが大きくて、内装ももっときれいです。皆わいわい騒ぐのが普通です(台湾/男性/20代後半)
日本でもみんなでわいわい盛り上がるのが一般的ですが、時代はおひとりさまブーム花盛り。食事だけではなく、カラオケだって歌いたくなったらひとりでふらっと行っちゃいます。日本では浸透しつつあるひとりカラオケですが、外国人の目にはひとりで歌って楽しいの?と不思議に映るようです。
でも、みんながあまり知らない曲を歌う、お気に入りの曲をリピート、うまく歌えない曲の練習、順番を待ってられない、とにかく自分が歌いまくりたい!などなど、仲間で行った時には気を使ってできないことが思う存分できますよね。お気遣い体質の日本人ならではの楽しみ方でしょうか?
カラオケに関してはアジア諸国の皆さんの方が、積極的なようですね。もっと世界中で大人気なのかと思いましたが、やはり人それぞれですよね。歌うことが苦手な人にはカラオケは苦痛でしかありませので、どうかむちゃぶりしませんように!