富士フイルムは17日、電子コミックや電子書籍などの画像データをEPUB 3フォーマットのファイルに出力できる電子書籍オーサリングソフトウェア「GT-EpubAuthor for Fixed Layout」の最新バージョンを発表した。

Kindleの「パネルビュー」に対応

「GT-EpubAuthor for Fixed Layout」は、富士フイルム独自の画像処理技術を搭載したEPUB3対応電子書籍データ制作・編集ソフトウェア。オプションソフトウェア「GT-Quality」と連動させることで、ファイルサイズや画像サイズを指定して、高画質ながらデータ容量を抑えたファイルを作成する。

最新バージョンとなる「Ver1.4」では「Amazon Kindle」で用いられている入稿形式「mobi形式」に対応。電子コミックのコマや絵本の指定範囲を順番に表示したり、拡大したりといったKindleの「パネルビュー」に対応した入稿形式へ変換することも可能。

このほか、日本電子書籍出版社協会が策定するEPUB 3制作ガイド「書協ガイドVer1.1」に対応し、日本国内で入手できるEPUBに対応した電子書籍リーダーやスマートフォン、タブレット端末、PCなどでファイルを表示できる。

対応OSはWindows7 Professional SP1 64bit。利用には.NET Framework 4.0が必要となる。