ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、同社のデザイン・ディレクターを勤めるイアン・カラム氏がTopGear誌の2012年マン・オブ・ザ・イヤーに選出されたと発表した。
イギリスの著名な自動車雑誌「TopGear」は、2012年のマン・オブ・ザ・イヤーの1人にイアン・カラム氏を選出したことについて、「何台もの美しいクルマをデザインした」功績を讃えたとしている。同氏は9月のパリ・モーターショーで披露され、世界的に高い評価を受けた2シーターのスポーツカー「Fタイプ」のデザインを手がけている。
カラム氏はロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で自動車デザインを専攻し、卒業後はフォード、ギア・デザイン・スタジオを経て、1990年にオックスフォードにあるTWRのチーフ・デザイナーに就任。アストン・マーチン(DB7、ヴァンキッシュ)、フォード(プーマ)、ボルボ(C70)、日産(R390ル・マン)、アストン・マーチンDB9プロジェクトなどを担当した。その後、1999年にジャガーに入社し、数多くのモデルのデザインを担当している。
今回の受賞について、「TopGear誌のような国際的に権威ある雑誌において、マン・オブ・ザ・イヤーのひとりに選ばれたことを光栄に思います。しかし、私はすばらしいチームに恵まれたからこそ、今日のジャガーを定義づけるクルマやデザインを生み出し続けることができたのです」とカラム氏は語っている。