NECは18日、15.6型ディスプレイ搭載ノートPCとして「世界最薄」となる、薄さ12.8mmのUltrabook「LaVie X」を発表した。18日より受注を開始、12月27日の発売を予定する。価格はオープンで、店頭予想価格は175,000円前後。
部品をマザーボードの片面に実装し、通常のノートPCで使われるものと比べ、高さが低い部品を選定することで基板を薄型化。また、軽量Ultrabook「LaVie Z」でも用いられた筐体一体型キーボードの採用や、平面上に配置したバッテリ、2基のファンによって、ボディ全体を薄型化した。"ホームモバイル"として家庭内での持ち運び用途に加え、必要に応じて外にも持ち出せる用途を意識したUltrabookという。
ボディはアルミ合金筐体を採用し、全体として高級オーディオのような質感をイメージしたという。天板はヘアライン加工と輝度の高い表面処理を施したアルマイトシルバーを使うことで、光の加減により青みがかったシルバー色を実現した。
底面は排気口を設けないシンプルなデザインながら、薄さ5mmの薄型ファン2基と筐体自体の熱伝導率の高さによって放熱性を高めている。なお、排気口はヒンジ背面に備える。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-3517U(1.9GHz)、チップセットがMobile Intel QS77 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 4GB(最大4GB)、ストレージが約256GB SSD、ディスプレイが15.6型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 8 64bit版。
インタフェースはUSB 3.0×2(パワーオフ充電機能付き)、HDMI×1、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、Webカメラ(92万画素)、メモリーカードスロット、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1。
本体サイズはW375×D255×H12.8mm。重量は1.59kg。バッテリ駆動時間は約7時間。バッテリはリチウムポリマー。
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