お笑いタレントの山崎邦正が、来年1月よりタレント活動でも落語家としての高座名「月亭方正」を名乗ることを発表し17日、師匠の月亭八方、兄弟子の月亭八光と大阪市内で会見を行った。
山崎は2008年5月、月亭八方に入門し、タレント業のかたわら「月亭方正」として上方落語家としての活動を開始。翌2009年12月、上方落語協会に正式加入し、今年7月には落語に専念するべく大阪に拠点を移している。来年からは「山崎邦正」の名を卒業し、芸名を「月亭方正」に改名。これまで通りタレント活動も行うが、落語の修行により本腰を入れるという。
山崎は「師匠に名前をいただいた4年前から、いつか改名しようと思っていました」と語り、「これから落語家としてより精進いたします」と神妙な面持ちであいさつ。そんな弟子に八方は「先日の落語会で(方正)の落語にお客さんが笑ってくださっている姿を見て、『これは一生、落語を辞められんな。気の毒に』と思った(笑)。あの笑いを体に受けたら、もう辞められませんからね。これからちゃんと修行をして、落語界に君臨する存在になってほしい」と期待を寄せていた。
来年からは芸名が「月亭方正」に一本化されるが、長年出演している『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』では「ダウンタウンさんが『方正』と呼んでくれることはなさそう」と山崎。「松本さんも浜田さんも『山崎』とか『山ちゃん』と呼ぶので。『僕、方正です』と小さい声で言うてるんですけど…このままでいきそうですね(笑)」と明かしたが、同番組の名物企画『山ちゃんやめへんで』で抵抗を試みたい気持ちもあるらしく、「『月ちゃんやめへんで』か、いっそ英語にして『ムーンちゃんやめへんで』にしたい」とプランを話して笑わせていた。