JR東日本はこのほど、同社グループの設置する子育て支援施設が、2013年4月に累計70カ所に達する見込みであると発表した。2013年3~4月にかけて、東京都認証保育所や認定保育園など10カ所をJR沿線各地に設置する予定だ。同社は2014年4月までの70カ所設置を目標としてきたが、1年前倒しで達成されることになる。
JR東日本グループでは、沿線活性化事業のひとつとして、首都圏を中心に子育て支援施設の開設を推進しており、とくに埼京線を「子育て応援路線」と位置づけ、認可保育園の開設を積極的に進めている。一例として、埼京線沿線の埼玉県戸田市では、市内の私立認可保育園11園のうち、同グループが開設した認可保育園が6園と半数以上を占めている。
子育て支援施設70カ所の内訳は、駅型保育園59カ所、駅型学童保育2カ所、親子コミュニティカフェ1カ所、子育て支援センター・ひろばなど3カ所、送迎保育ステーション1カ所、事業所内保育所4カ所。同社では今後も施設の設置を進めていく考えで、100カ所までの拡大をめざすとしている。