小田原市が売却した「ヒルトン小田原リゾート&スパ」

小田原市議会は12月13日、12月の定例会本会議でヒルトン・ワールドワイドにヒルトン小田原リゾート&スパ(神奈川県小田原市)を売却する旨の議案を可決した。これにより、同リゾートの売却が正式に決定した。

同リゾートは小田原市が所有し、ヒルトングループが運営委託を受けているリゾートホテル。このほど売却が決定したが、所有権の移転は2015年12月に完了する予定とのこと。

ヒルトン・ワールドワイド日本・韓国・ミクロネシア地区運営最高責任者ティモシー・ソーパー氏は、「小田原市議会が同議案を承認していただいたことに深く感謝する。これからも、ヒルトン・ワールドワイドは日本に深く根ざし、長期的な視野でさらに事業を展開していく」とコメントした。

さらに、同リゾートは国内外からの観光客を誘致する可能性を持っており、適切な投資をすれば世界に誇れる魅力的なリゾートとしての潜在力を引き出せると強調。小田原市に多くの観光客を誘致し、同市により多くの雇用機会やビジネスチャンスを提供できるよう連携し、事業を進めていきたいとも語った。