筆者の周りには「デジカメは持っているけれど、スマートフォンでしか写真を撮らなくなった」という人が増えているように思う。スマートフォンで写真を撮る機会が多くなればなるほど、写真の編集までスマートフォンで行いたくなるのが人情というものである。

本稿で紹介する「Pixlr EXPRESS」は、写真の編集が自由に行える便利なアプリケーションだ。写真のトリミングやコントラストの調整など基本的な操作が行えるのはもちろんのこと、利用できる特殊効果などもバリエーションに富んでいる。これだけのことができて、しかも無料というのは嬉しい限りである。順を追って機能を説明していこう。

「Adjustment」ではCrop(トリミング)やRotate(回転)、Contrast(コントラストの調整)といった13カテゴリに分けられたツールにより画像処理を行うことができる

Color(写真左)とColor Splash(写真右)の利用イメージ

Focal Blurでは、指定の範囲にボケ味を加えることができる。上下にボケをかけ、ミニチュア風に仕上げることも可能だ(写真右)

「Effect」では、7つのカテゴリに分けられた100種類の特殊効果を選択可能。例えばCreativeカテゴリではArtfunkleやAshleyなど13種類の個性的なフィルターを、softカテゴリではCamille、Hansなど風合いの異なる11種類のフィルターを適用することができる。

CreativeのArtfunkle(写真左)とSoftのCamille(写真右)で加工したもの

「Overlay」ではRetro Poster、Smokeなど19カテゴリのレイヤーを選択できる。「Border」ではInk、Filmなど10カテゴリの画像処理を楽しむことが可能。各カテゴリの下層には数十種類のフィルターが用意されているので、全てを加えると相当な数になる。これらを全て無料で利用することができるわけだ。

Retro PosterのBeam(写真左)とInkのBlacksix(写真右)で加工したもの

なお、Save→Shareから「FxCamera」や「Paper Camera」などの外部アプリを選べば、各アプリの特色を活かした形で写真を再加工することもできる。原稿執筆時点、まだ日本語化はされていない状態だが、洗練されたインターフェースにより直感的に扱うことができるだろう。是非、試してみてほしい。

FxCamera(写真左)とPaper Camera(写真右)で加工したもの

Pixlr Express
価格 無料 対応OS Android 2.2以上
カテゴリ 写真 販売 Autodesk Inc.

(記事提供: AndroWire編集部)