現在、東京ビッグサイトで開催されている「エコプロダクツ2012」は、産業環境管理協会、日本経済新聞社が主催する、国内最大規模の環境展示会だ。今年の全体テーマは「The Greener, The Smarter もっとグリーンに、もっとスマートに-選ぼう未来を」で、国内外711の企業、各種団体などが出展している。会期は2012年12月13日(木)~15日(土)で、開催時間は10:00~18:00(15日のみ17:00まで)入場料は無料だ。
ソニーブースのメインテーマは「未来を生きる子どもたちへ、科学のチカラを」。子供たちのための科学教育と環境保全の活動を体験型・参加型の展示で紹介している。
同社のブースでは毎年、発電に関するワークショップを開催している。2010年と2011年は太陽光発電の体験会を行っていたが、今回の「つくって、わかる。発電・蓄電ワークショップ」では、「振動型発電機(スティックジェネレーター)」を使った体験会を行っている。参加者が一斉にスティックジェネレーターを振ると、ステージ前方に設置されたクリスマスツリーが点灯する仕組みだ。
ワークショップ以外でも、蓄電や発電に関する製品展示は多い。また、充電池や電池の売り上げの一部が、地球温暖化を防ぐための活動を行う「そらべあ基金」に寄付されており、これに関するコーナーも設けられている。
2011年よりソニーが環境保全団体WWFジャパンと協力して支援を行っている、インドネシア・スマトラ島の森林保全活動に関する展示も設けられている。AR技術を利用したオリジナルアプリで、スマトラ島の野性環境を体験することも可能だ。
また、スマトラ島では、環境破壊により生息場所を追われた野生動物と人間とのトラブルが頻発している。これを防ぐための活動に使用されているのが、デジタル録画双眼鏡「DEV-3」。ソニーブースでは、DEV-3の体験コーナーも設置されている。