小型電気自動車のレンタル事業を行うリーボはこのほど、福岡で行われる先進IT交通都市のコンベンション「スマートモビリティアジア2012@福岡」と連携し、超小型モビリティのカーシェア実証事業「こでかけ@ももち」をスタートした。
同事業では、最大で3台の超小型電気自動車を使用し、駅とオフィスビルの2カ所のステーション間で乗り捨て可能なカーシェアリングを提供する。また、カーシェアシステムとして初めて、免許証・会員登録から車両予約、貸出操作、料金課金まで、すべてスマートォンアプリ内で完結するシステムとした。リーボでは昨年度、国土交通省が行った実証実験を受託し、その事業経験から今年7月には超小型モビリティに特化したカーシェアリングシステム「こでかけ」を全国に先駆けて開発している。今回はこのシステムを用いて、福岡市百道地区における新しい交通体系の構築をめざす。
使用される車両はタケオカ自動車製超小型電気自動車「T10」2台と、トヨタ自動車製超小型電気自動車「COMS」1台。今年11月に国土交通省によって認定制度が発表された2~3人乗りの新車種区分「超小型車」に該当する車両を使用する。
実証実験は2012年12月6日から2013年3月31日までの日程で実施される。実施場所は福岡県福岡市早良区ももち地区。スマートフォンで専用アプリをダウンロードし、アカウントを作成すれば誰でも利用することができる。