俳優の大泉洋、松田龍平らが出演する映画『探偵はBARにいる2』(2013年5月11日公開)の追加キャストが発表され、俳優の渡部篤郎が大物政治家役として出演することが13日、明らかになった。
2011年9月11日に公開された前作『探偵はBARにいる』は、第24回日刊スポーツ映画大賞 石原裕次郎賞、第35回日本アカデミー賞作品賞含む7部門受賞と、その年の数々の映画賞を受賞。第2弾となる本作は、ショーパブ従業員で探偵の友人・マサコちゃんが殺されてしまう事件から物語が展開する。
物語のキーパーソンとなる大物政治家・橡脇孝一を演じた渡部篤郎は、「事前にはあまり考えず、現場に行って気持ちを開放して、そこからなにかできるかな、と考えていました」と語り、「きちんとしたバックボーンが脚本に書かれていますので、すんなりと受け止め、それを現場で開放するだけでした」と振り返っていた。
また、役作りに関しては「特定のどなたかを意識してはおりませんが、欧米の政治家の方の雰囲気が出ればいいな、と思って演じました」と明かし、「大通公園での演説シーンは、たくさんのエキストラの方が来てくれ、今までは気持ちを奮い立たせて臨むことが多かったのですが、今回はあの場に立つだけで自然に演じることができました」と演じやすい環境であったことを思い返していた。
「どの作品に関しても、とにかく参加させていただけたことに感謝しております」という渡部。「僕は演じる側なので、映画が成功するということを意識するより、何年かたってまた見てもらった時に、いい映画だな、と言われることが成功だと思っています」と役者としての考えを述べ、「10年後20年後にこの映画が面白い作品だ、と言われたらうれしい限りです」と期待を寄せた。