お笑い芸人の有吉弘行が12日、東京・四ツ谷のサウンドインスタジオにて行われた、映画『テッド』のアフレコ会見に登場した。
初の声優挑戦となった有吉。アフレコ中には、テッドの手袋と帽子を着用し、「なかなかこんな屈辱もないですね」とスタッフをチクリ。収録後、MCから「ハリウッド進出おめでとうございます!」と声をかけられると「(音声の収録スタジオのある)四ツ谷ですべてが終わりましたけど、これでハリウッドデビューって言えるんですかね!?」とまくし立て、初めて声優に挑戦した感想を聞かれると「結構難しかったです。すんなりいくと思ったんですけどね。スタッフがこまけぇなって。なんで"顔射"というセリフでそんなにパターンを欲しがるんだよ」と笑顔で有吉節を炸裂させた。しかし、同作については「AVを見るような感覚ではないですが、なかなかハードな内容になっているので、大人が楽しめる映画だと思います」としっかりPRした。
また、今年一年を漢字一文字で表すと「"保身"の保」と答え、来年の抱負については、「スキャンダルを起こさないように。事故とか事件起こすと(マスコミが)恐いので」と有吉らしくコメント。「なんとか今年もうまいこと逃げ切りました」と話す有吉は、"5億円稼いでいる"と報道された件については、「稼いでないですよ」と改めて取材陣に念を押した。
同作は、2012年6月に全米公開され、初登場1位を記録したR15指定のコメディ作品。魂が宿ったテディベア"テッド"と親友になった少年ジョン。それから27年。ふたりは30代のおっさんに。一時は「奇跡のテディベア」ともてはやされセレブになったテッドも、幻覚キノコで逮捕されてからは人気は急降下。いまや下品なジョークと女の事で頭がいっぱいの中年テディベアになっていた。そんな中、4年間付き合っている彼女ローリーに、「あたしとエロテディベアのどっちが大事なの? 」と究極の選択を迫られ、テッドから自立することを決意するが……。
映画『テッド』は、2013年1月18日より、TOHOシネマズ スカラ座ほか、全国公開。