インターネット調査会社のマーシュは10日、「トクホ(特定保健用食品)に関するアンケート」の調査結果を発表した。同調査は11月27日~28日に関東圏(埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県)に住む20~69歳の男女を対象として行われ、500サンプル(各年代ごとに均等割り付け)を得た。
「トクホ」の意味まで理解している人は38.2%
「トクホ(特定保健用食品)を知っているか」との問いには、96.6%の人が「知っている」と答え、38.2%の人は言葉だけでなく意味まで理解していた。対して「なんとなく分かる程度」と答えた人は58.4%ともっとも多かった。
トクホに当てはまらない項目をあげる人も
複数の候補から「トクホについて当てはまると思うもの」を選択する問いでは、「血圧や血中コレステロールを正常に保つことを助けてくれる」が62.9%、「脂分の吸収を抑えてくれる」が56.3%、「特定の保健の効果が証明されている食品」が53.6%、「お腹の調子を整えてくれる」が36.4%、「食品機能を消費者庁長官が保証する制度」が14.5%となった。ただし、血圧を正常にする、体脂肪を落とすなど、トクホの説明として当てはまらない項目を選択した人も多く見られた。
トクホと知って飲んでいる飲料「ヘルシア緑茶」「黒烏龍茶」
「トクホと知って飲んでいる飲料」について聞いたところ、1位は「花王 ヘルシア緑茶」の25.1%。以下「サントリー 黒烏龍茶」(24.2%)、「花王 ヘルシアウォーター」(17.2%)、「キリン メッツコーラ」(14.5%)と続いた。その他、調査の詳細は「マーシュの公開調査データ」で閲覧できる。