NTTタウンページは11日、「教育をテーマにしたランキング」の調査結果を発表した。同調査は、文部科学省発表のデータやタウンページデータベース登録データ等を元に、独自の集計と分析を加えたもの。
「大学」の登録件数は2012年に急増
タウンページ内で「大学」の登録件数を見てみると、ここ10年では増加と減少を繰り返し、2004年に減少して以降はほぼ横ばいだった。しかし2012年にはこれまでにない増加を示したことがわかった。なお、ここで言う「大学」には、同一大学内の複数のキャンパスや分校などの拠点もカウントされている。
仕送り額は平均3万9,202円。最多は前橋市の13万7,196円
都道府県庁所在地および政令指定都市1世帯当たりで見た「国内遊学仕送り金」の額を調べたところ、全国平均が3万9,202円だったのに対し、前橋市が13万7,196円で約3.5倍、長野市が13万4,520円で約3.4倍、水戸市が11万6,068円で約3倍となった。また全国平均金額は前年の4万3,741円から4,539円(約10%)低下していた。
なお、国内遊学仕送り金とは、学校教育法に定める学校および国内の予備校在学者に対する仕送り金を意味する。生活費、下宿料、家賃、教育費などの全部または一部を継続的に補助するための支出で、クラブ活動費なども含む。
人口10万人当たりの大学登録件数、京都府が1位
人口10万人当たりの大学登録件数を調査したところ、1位は京都府が5.81件。2位以下は山梨県(5.25件)、石川県(4.29件)、徳島県(4.23件)、青森県(3.67件)、岡山県(3.61件)となり、件数で圧倒的に多い東京都は3.55件で7番目だった。逆にもっとも少ないのは福島県の1.31件。以下三重県(1.35件)、埼玉県(1.39件)となった。調査の詳細は「タウンページデータベース」で閲覧できる。