「メディア環境変化の発見(解釈)」と「メディアの新たな使い方の提案(創造)」をテーマに活動している「博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所」は、携帯電話を所有している全国の高校生416名(高校1年生~3年生の男女)を対象に、スマートフォンの使用やメディア接触状況を調査した「スマートティーン調査報告」を発表した。調査期間は11月7日~12日。
高校生全体の2人に1人がスマートフォンを所有
携帯電話の所有状況では、高校生全体の約半数がスマートフォンを所有しており、フィーチャーフォン(通話機能を主体に、カメラやワンセグなどの機能を搭載している端末)を所有している高校生よりも、多数派であることがわかった。
また、女子は56.6%、男子は48.8%と、女子の方が男子よりも普及が進んでいる。
2012年になってからのスマートフォンの購入が6割
スマートフォン所有者がスマートフォンを購入したタイミングは、2012年になってからが、男女ともにボリュームゾーンで5~6割を占めていた。2011年の購入者数と比べると倍増しており、急激に普及したことがわかる。
スマートフォンを所有する高校生の利用アプリ数は、平均インストール数が28.8個、平均利用アプリ数が11.2個となり、インストールしているアプリの半数しか利用していないことがわかった。なお、有料アプリ数は約1個と、ほぼ無料アプリが占めている。
スマートフォンユーザーの1日の携帯電話によるネット利用時間
スマートフォンを所有する高校生における、主要6メディア(テレビ/ラジオ/新聞/雑誌/PCネット/携帯ネット)の1日あたりの接触時間は約400分。
フィーチャーフォンユーザーの高校生よりも、スマートフォンユーザーの高校生の方が「携帯ネット」の接触時間が長く、さらに、男子よりも女子の方が長い傾向にあることがわかった。
同調査の詳細は、総合メディア事業会社「博報堂DYメディアパートナーズ」のホームページから、見ることができる。