JVCケンウッドは12月12日、デジタルビデオカメラ「Everio(エブリオ)」シリーズの新ラインナップ「GZ-E345」「GZ-E325」「GZ-E320」を発表した。JVCブランドから12月下旬に発売される。価格はオープンで、推定市場価格はGZ-E345が50,000円前後、GZ-E325が45,000円前後、GZ-E320が40,000円前後となる見込みだ。

「GZ-E345」

「GZ-E325」

新開発の総画素数251万画素・高感度裏面照射式CMOSセンサーを搭載するデジタルビデオカメラ。暗いシーンでもノイズを抑えた高画質撮影を行える。

また、業界最高クラスの光学40倍ズームレンズを備え、遠くの被写体でもアップでとらえることが可能。さらに、40倍ズームでも寄り切れない被写体の撮影に便利なダイナミックズームを搭載し、画質劣化を抑えつつも最大60倍ズームを行えるようになっている。なお、手ブレ補正機構としては動画撮影に強い「アクティブモード」をさらに強化。「新アクティブモード」となり、さらにブレに強くなっている。

撮影機能としては、284パターンを判別する「新インテリジェントオート撮影」機能を搭載。同社独自のアルゴリズムによって、撮影シーンに応じた最適な映像処理が自動で施されるようになっている。

音声記録も強化。従来モデルでも搭載していた同社独自の高音質化技術「K2 テクノロジー」を搭載するほか、風切り音を自動で除去する「自動風切り音カット機能」を新たに採用した。

上位モデルのGZ-E345およびGZ-E325の特徴としては、「ベストシーン」「いい笑顔」「顔登録人物」のマーキング機能を搭載。ベストシーンは、撮影中に「MARKボタン」を押しておくと、後でマーキングされたシーンだけをダイジェスト再生することができるというもの。いい笑顔は、被写体の「笑顔度」を判別する「スマイルメーター」により、笑顔度70%以上のシーンを自動的にマーキングする。顔登録人物は、事前に登録しておいた顔を検出するとマーキングするというもの。こちらも、後でその顔が登場するシーンだけを再生することが可能だ。

その他の主な仕様は次の通り。レンズの焦点距離は動画撮影時で40.5~1,992mm(35mmフィルム換算、ダイナミックズーム・オフ時)、静止画撮影時で40.5~1,620mm(35mmフィルム換算、アスペクト比16:9時)、40.5~1,980mm(同、アスペクト比4:3時)、撮像素子は総画素数251万画素1/5.8型CMOSセンサー(裏面照射型)、記録方式は動画がAVCHD、静止画がJPEG、モニターは3型・23万ドット液晶。記録メディアはGZ-E345が16GB、GZ-E325およびGA-E320が8GBのメモリを内蔵するほか、3モデルともにSD/SDHC/SDXCメモリーカードを利用可能だ。付属バッテリーの連続撮影時間は約1時間5分(実撮影時間は約40分)となっている。

サイズはW50×D119×H57mm(突起部含む)、重量は本体のみで約195g、付属バッテリー装着時で約225gとなっている。