インターネットで話題を呼んだ大阪のご当地ヒーロー『浪速伝説トライオー』が、来年1月5日よりテレビ大阪でテレビシリーズ化されることになり10日、大阪市内で制作発表会見が行われた。

写真左から、日比由里香、ことぶきつかさ、中村憲晶、トライオー、横山たかし、藤井たか子

トライオーは「大阪の"笑顔と元気"はオレが守る!」をキャッチフレーズに生まれたヒーローで、笑いの街・大阪の人々から笑顔を奪い、大阪を征服しようと企む悪の組織「スベル族」と日々戦うナニワの戦士。その活躍を描いたWeb版特撮ドラマは2011年10月よりYouTubeで動画配信され、およそ3万アクセスを記録するなど人気を集めている。

1月よりスタートするテレビシリーズでは、Web版とは異なる新たなストーリーを展開。5つ揃えると夢が叶うと伝えられる太閤秀吉秘蔵の宝"黄金のプレート"を巡り、トライオーとスベル族が争奪戦を繰り広げるほか、プレートに宿る全身が金ピカの"精霊"役でベテラン漫才師の横山たかしが出演するなど、大阪らしいコテコテ風味を増した内容となっている。

トライオーに変身する主人公の青年・マコトを演じる中村憲晶は「テレビシリーズになるとは夢のよう。ヒーローといってもかっこいいだけでなく、大阪らしくコメディーを入れたアクションシーンが見どころです」と作品をPR。横山は「僕は(劇中で)『すまんのぉ~』、『生きぃよ~』って言うてるだけなんです…。すまんのぉ~」と十八番ギャクで笑いを誘っていた。

大阪城をモチーフにした「大阪のジョー」(写真左)など悪役キャラもユニーク

そんな横山に「トライオーの印象は?」との質問が。これに横山が「僕は"別撮り"やったから、くわしいことはわかりませんが…」と内容をあまり理解していないことを堂々とぶっちゃけたことから、会場は大爆笑に。ちなみの横山の出演シーンは、全13話分を1日で撮影したそうだが「4時間かかると言われて『辛いのぉ~』と思ってたら、30分で終わりました(笑)」と演技は絶好調だったようで、「若い人も一所懸命やってるし、この番組、絶対に当たります! 最高ですね!」とヒットを確信するコメントをぶち上げていた。

なお、テレビシリーズ版『浪速伝説トライオー』は2013年1月5日(毎週土曜 9:45~)よりスタート。