カナダのResearch In Motion (RIM)は12月6日(現地時間)、来年2013年1月30日に発売が予定されているBlackBerry 10のリリース前に、企業ユーザー向けの支援策と移行キャンペーンを発表した。一連の施策は「BlackBerry 10 Ready Program」と呼ばれ、4つのコンポーネントから成り立っている。なお、同プログラムの詳細については同社専用ページを参照のこと。
BlackBerry 10 Ready Offer
「BlackBerry Technical Support」でAdvantage以上のレベルを契約のユーザーに「BlackBerry 10」ベースのスマートフォンが1台無料で提供される。同製品の利用にあたってはBlackBerry Mobile Fusion (1月30日に後継製品のBlackBerry Enterprise Service 10がリリース予定)が必要となるため、事前導入テストの意味合いも兼ねている。
BlackBerry 10 Webcast Series
RIMのエンタープライズ向け製品や移行における各種ツールに関する情報を提供するWebcastサービス。複数言語でのチュートリアルが行われるという。なお、BlackBerry 10 Ready OfferとBlackBerry 10 Webcast Seriesのみ、現時点でサービス提供が行われているとのこと。詳細はWebcast Seriesのリンクを参照のこと。
BlackBerry Enterprise Server License Trade Up
BlackBerry 10ベースのスマートフォンを購入した既存のBlackBerry Enterprise Server (BES)ユーザーに対して、スマートフォン1台あたり1ライセンスを2013年12月31日まで無料にするというもの。Trade Upの利用を行うためのオンラインツールは2013年1月より提供されるという。
BlackBerry 10 Readiness Services
BlackBerry 10ベースのシステム移行を考えるユーザーに、必要なツールなど各種サービス環境を提供するもの。2013年1月より順次提供される。詳細については「BB10EnterpriseServices@rim.com」のメールアドレスまで問い合わせのこと。