歌手の倖田來未が、写真家で映画監督の蜷川実花、漫画家の安野モヨコとコラボーレーションを果たし、オリジナルミュージックビデオ「ピンクスパイダー inspired by バッファロー5人娘」を制作したことが7日、明らかとなった。
「ピンクスパイダー inspired by バッファロー5人娘」は、1998年にhide with Spread Beaverが発表した楽曲を倖田がアレンジを加えてカバーしたもの。同曲が持つ詞の世界観と、蜷川が兼ねてから「映像化したい」と熱望していたという安野モヨコの未完の名作マンガ『バッファロー5人娘』をモチーフに映像化。蜷川特有のビビットで極彩色な演出と華やかな衣裳、そして倖田のセクシーさが全面に押し出されたミュージックビデオに仕上がっている。
倖田は映像の中で、主人公である娼婦=キャンディを演じ、男をワイルドに蹴り倒すアクションなど体当たりの演技で熱演。また、彼女の元に集まる個性的な仲間たち(5人娘)たちを太田莉菜、杉原杏璃、エリイ(Chim↑Pom)、玉城ティナが演じるほか、俳優の寺島進や斎藤工など豪華キャストが顔を揃え、通常ではみられない異色コラボも見どころ。舞台は西部開拓の頃のアメリカで、娼館で働く腕っぷしも強く器量よしのキャンディ、スージー、ダリア、ルビー、ココ。ある日キャンディとスージーが娼館から逃亡。組織から逃げる道中、行く街の娼婦(ダリアほか)と出会い、そこで恋にまつわるトラブルに巻き込まれ、次第に仲間意識が芽生えていくという"ファンタジック・ラブストーリー西部劇"が描かれる。
ミュージック・ビデオは、今年10月にソフトバンクモバイルとエイベックス・エンタテインメントが設立したスマートフォン向け総合エンターテインメントサービス「UULA」より、音楽と映像のコラボ企画第一弾として配信。また『バッファロー5人娘』を全編オールカラー、声優による台詞、SE、エフェクトを追加したムービーコミックも今冬より配信される予定。