ブランド品宅配買取サービス「ブランディア」を運営するデファクトスタンダードは12月5日、今夏に時期を後ろ倒したことで話題となった「百貨店のセール」に関するアンケート結果を発表した。
同調査は11月11日~19日、「ブランディア」オークションを利用している20歳以上の男女を対象に行われた。有効回答数は、男性112人、女性401人の計513人。
セールの時期は、76%が「気にしていない」
まず、「百貨店のセールに行ったことがありますか?」との問いには、約90%が「百貨店のセールに行った事がある」と回答した。また、「セールの時期が遅くなったことを気にしましたか?」に対しては76%と、およそ4分の3の消費者が気にしていないことが判明した。
「セールは各社同じ時期にやってほしいですか?」には、58%が「いいえ」と回答。この冬のセールは、開催時期が例年通りの店と後ろ倒す店の両方が見られるが、消費者は同時に開催することにはこだわっていない様子がうかがえる。
セール情報は、百貨店に行った時やDM、新聞・雑誌で
「セール情報はどこで知りますか?」(複数回答可)に関しては、百貨店に行った時やDM、新聞・雑誌など、昔からある告知方法でセールを知る人が多い。百貨店の利用者層には、いまだリアルでの告知が有効という結果となった。セールでの買い物予算は、1万~5万円で約70%を占め、ほぼ均等に分散している。
伊勢丹三越が率先して、この夏のセールを後ろ倒して開催した。だが、結局各社の足並みはそろわずセールの時期が分散し、相乗効果が生まれず売り上げが伸び悩んだ、との見方が多い。しかし、実際には「セールの時期を気にしない」との回答が76%と、百貨店のセールの時期を気にしている消費者は少ない。
デファクトスタンダードでは今回のアンケートを通じて、「セールが開催されていることを百貨店へ行ったときやDMなどで知り、足を運んでいるという実態が垣間見られる」、と分析している。