名刺共有サービスを提供する米Vizibilityは12月4日(現地時間)、大手不動産事業者グループの1社であるRE/MAX Regional Servicesが同社サービスを従業員4500向けに導入したと発表した。VizibilityはWeb経由で連絡先データを共有するサービス「Mobile Business Card」を提供しており、バーコードやNFCのほか、Passbook経由での名刺交換が可能になっている。Passbookのビジネス活用事例の1つとして注目を集めそうだ。
同件はApple Insiderが報じている。Mobile Business CardはWeb上に個人サイトと連絡先データを掲載し、これにアクセスすることで最新データを入手可能というWeb名刺共有サービスの一種となっている。名刺交換は紙等に印字したQRコード(Microsoft Tags)のほか、NFC (Near Field Communications)を使ったデータの直接交換、そしてPassbookのカード経由といった3種類の方法が用意されており、Passbookの最新ビジネス活用事例となっている。ただしiPhoneの場合NFCはサポートされないため、その場合はMobile Wallet Cardというプラスチックカードが用意され、これをタッチすることでNFC対応スマートフォンと同等の役割を果たすことになる。