ピクスタが運営する写真素材販売サイト「PIXTA」は6日、2012年に多く検索された年間検索ワードのトップ10を発表した。

今回の発表によると、1位は「女性」、2位は「家族」、3位は「家」などと続く。1位の「女性」は、さまざまな分野で常に高い需要があることから堂々のランクイン。また2位の「家族」も安定したニーズがあり、特に若い家族や3世代家族のイメージなどが多く利用されたという。一方、3位に食い込んだ「家」では、検索数が前年比の約3倍と大躍進。これは、各種支援策の充実や消費税増税を控えている状況から、住宅販売に関する広告ニーズが高騰したことも影響していると分析されている。

また、前年に比べ人気が急上昇したキーワードとしては、4位の「介護」、8位の「スマートフォン」、10位の「野菜」が挙げられた。特に「介護」が前年比で約7倍の検索数を記録した背景には、シニアをターゲットとした商品・サービスに関する広告ニーズの高まりなどがあるという。また、iPhone 5の発売前後に注目が高まった「スマートフォン」も前年比の約4倍となったほか、震災以来 "食の安全"という意識が高まっていることから、初めて「野菜」がトップ10入りを果たしたことにも注目したい。

同社は、今後の広告・デザイン動向や消費者動向に関する予測の一助になることを期待し、これらの結果を定期的に発表している。

2012年の年間検索ワードTOP10

順位 キーワード 順位 キーワード
1位 「女性」 6位 「医療」
2位 「家族」 7位 「地球」
3位 「家」 8位 「スマートフォン」※急上昇
4位 「介護」※急上昇 9位 「桜」
5位 「パソコン」 10位 「野菜」※急上昇