ビー・エム・ダブリューは7日、ニューモデル「HP4」を発売する。最高出力156PSとハイパワーな4気筒エンジンを搭載しながら、車重は199kgとクラス最軽量を誇るスーパースポーツモデルだ。

「BMW モトラッド HP4」

HPシリーズはBMWモトラッドのラインナップで最もハイパフォーマンスを誇り、これまでに2気筒ボクサーエンジンの「HP2 エンデューロ」などが発売されている。「HP4」はHPシリーズで初の4気筒モデルで、「S1000 RR」をさらに高性能にチューニングしたモデルだ。999ccのエンジンは156PSの最高出力を誇り、チタン製エキゾーストシステムなどの採用で軽量化した車重はわずか199kgとなっている。

最近の高性能バイクの特徴であるハイテク装備も満載。サスペンションには量産モデルとして世界で初めて、ダイナミック・ダンピング・コントロール「DDC」を標準装備した。これは路面状況をセンサーで感知し、電子制御によってサスペンションの減衰力を変化させるというもの。2輪車として初めてローンチコントロールも搭載しており、フロントタイヤが浮かないギリギリのパワーにエンジンが自動調整される。Race ABSやダイナミックトラクションコントロールも装備する。

同モデルの日本仕様は、カーボンエンジンスポイラーや可倒式のブレーキ / クラッチレバーなどをセットにしたコンペティション・パッケージが標準装備され、価格は280万円。