日立アプライアンスは12月5日、E11口金に対応した、ハロゲン電球互換のLED電球「LDR7L-M-E11-B」(中角タイプ)を発表した。発売は12月7日。価格はオープンで、推定市場価格は6,000円前後。
E11口金のハロゲン電球は、店舗や施設で、ダウンライト、ペンダント、スポットライト用によく使用されている。しかし、電球自体の価格が比較的高く、寿命も短いのが難点で、LED化でもっとも効果の出やすい分野の一つだ。
今回発表したLDR7L-M-E11-Bは、最高光度3,000カンデラと、中角タイプのハロゲン電球互換LED電球の中では現時点(2012年12月5日現在)でトップの明るさを持つ。ハロゲン電球60形相当の明るさだ。
従来の同社のハロゲン電球互換LED電球では、LEDを4本搭載していた。LDR7L-M-E11-Bでは、これを4本に増やし、さらにレンズにも改良を加えている。電球先端に設けられたマルチプレックスレンズは、外周部分が光を広げる効果を持ち、中央部分が光を絞る効果を持っている。この組み合わせで、照射範囲をムラなく照らす光を実現している。
レンズの薄型化と放熱技術の改良などにより、直径50×全長65mmと、同社のハロゲン電球の直径50×全長62mmに近いサイズを実現。既存の照明器具に取り付けた際でも、アンバランスにならず、配光パターンへの影響も少ない。
定格寿命は40,000時間で、同社のハロゲン電球の約13倍。消費電力は7Wで、ハロゲン電球の約1/8を実現している。
なお、同社では中角タイプ以外にもラインナップを拡充していく予定で、狭角タイプの「LDR7L-N-E11-B」と、広角タイプの「LDR7L-W-E11-B」を12月下旬に発売する。