PlayStation3用ソフト『龍が如く5 夢を、叶えし者』(6日発売 8,800円 発売元:SEGA)の完成披露会見が4日、東京・秋葉原UDXシアターで行われ、キャストの哀川翔、大東駿介、徳重聡、奥田瑛二らが出席した。

前列左から、大東駿介、徳重聡、奥田瑛二、名越稔洋総合監督、哀川翔、黒田崇矢、後列左から、「ミス龍が如く5」の七海れな、児玉菜々子、村井美希、菅由彩子、山下まみ

『龍が如く5 夢を、叶えし者』は、架空の巨大歓楽街を舞台に繰り広げられるリアルな人間ドラマを描くアクションファンタジーゲーム『龍が如く』シリーズの最新作。前作から2年後、主人公の4人の男と1人の少女が、東京・大阪・名古屋・札幌・福岡の5大都市を舞台に、極道組織である東城会と近江連合の全面戦争に翻弄されていく――というストーリーで、哀川や大東、片瀬那奈らの俳優陣が本人の顔を元に作成した3DCGキャラクターとして登場する。

会見には、哀川、大東、徳重、奥田のほか、名越稔洋総合監督、主人公・桐生一馬役の声優・黒田崇矢、同作のキャンペーンガールとして選ばれた「ミス龍が如く5」の5人が出席し、名越監督は「舞台が5都市になってボリュームのある作品になった。大きな仕事が仕上がり、この日が迎えられてうれしい」と感慨深げ。ストーリーが完結するまでのプレイ時間が40~50時間という同作に、闇金融・高杉浩一役の哀川は「次のシーンが楽しみになるゲーム。早くじっくりやりたい」と期待を寄せ、刑事役の奥田は「もう1人の自分がいて感動しました。実写と違って、演技で落ち込んだりもしないのでワクワクします」と話し、「実はゲームのやりすぎで奥さんに怒られて捨ててしまったので、帰りに新しいPS3を買いたい」と明かして、笑いを誘っていた。

また、シリーズの2作目から登場している堂島大吾役の徳重は「最初は僕より若かったのに、どんどん渋みを増して格好良くなった。人間としての重厚感は僕を越えられちゃったので、今回は演じていて難しかったです」と心境を吐露。ゲームでの演技が初めてだったという、囚人・馬場茂樹役の大東は「キャラクターが薄っぺらくならないように意識して、お芝居をしてるつもりで演じました」とアフレコを振り返り、「知らないうちに声が潰れてましたね。バトルシーンも休憩しないでやったら酸欠になっちゃって」とエピソードを披露。制作スタッフに、シワが無い若い人は顔を似せるのが難しいと言われていたそうだが「僕にそっくりでビックリしました! でも、アクションシーンで足がものすごく上がってて、これは実際の演技ではできないなと思った」と感嘆していた。