乾燥しやすいこの時期は、小ジワが目立ちやすくなります。特に実年齢より老けた印象を与える目元や口元のシワは、女性にとって大敵ですよね。
シワを解消するには、肌にたっぷり潤いを与え、コラーゲンなどの有効成分を補給することが重要です。しかし、シワに効果のある化粧品をラインでそろえると、結構お金がかかってしまいます。
そこでオススメしたいのが、身近な食品を使った美容術です。材料は全て、普段食べているものばかり。1回使い切りタイプなので、試したい時にいつでも作ることができます。
■ちりめんジワを撃退! ゼリーパック
目元などにうっすらできる編目状の“ちりめんジワ”。対策としてオススメなのがゼリーパックです。まず、ゼリーを湯せんまたは電子レンジで溶かして液状にします。これを人肌に冷ましたら、シワが気になるところに塗布してください。ゼリー液にひたしたコットンでパックしても効果的です。パリパリ乾いてきたら、洗い流しましょう。
ゼリーに使われているゼラチンは、コラーゲンから作られています。コラーゲンは保湿効果に優れ、肌を若々しくよみがえらせる成分です。食品の場合、肌内部まで浸透することは難しいですが、乾燥によるちりめんジワくらいなら解消することができます。
コーヒーゼリーなら肌を引き締め、ミルクゼリーなら肌をモチモチに仕上げるなど、味によってプラスアルファの効果も期待できます。
■卵の薄皮を使ったエコな美容アイテム
卵の殻を水で洗い、内側の薄皮をきれいにはがします。それを目元や口元など、ピンポイントで貼るだけでOKです。ゆで卵ではなく、生の状態の殻から取り出してください。
卵の薄皮には、高保湿成分であるヒアルロン酸が含まれています。また、昔から傷口に貼ると早く治るといわれているほど、肌を細胞からよみがえらせてくれるのです。
■トマトが肌サビを食い止める!
皮をむいてつぶしたトマトをコットンなどにつけ、肌の上に乗せます。2~3分経過したら、軽く洗い流してください。つぶすのが面倒な場合は、薄くスライスしたものでもOKです。
トマトには抗酸化作用があり、シワやシミの原因となる「肌サビ」をストップする効果があります。肌の老化を感じたり、ハリを取り戻したいときにオススメです。
■とろみが気持ちいい、ゆずの種のジェルローション
焼酎またはホワイトリカーの入ったビンに、ゆずの種を入れます。数日~1週間でジェルのようなとろみが出るので、それを肌に塗布してください。アルコールの刺激を感じる場合は、水で薄めましょう。
とろみの正体は、ゆずの種に含まれているペクチンです。保湿だけでなく、シワ予防にも効果的。見た目に反してベタつかず、さらっとしたつけ心地なので、年齢があらわれやすい首にもたっぷり使えます。
このように、手軽に購入できる食材を使うことで、様々な美容効果が期待できます。ただし、食品アレルギーをお持ちの方や肌への刺激が心配な方は、腕の内側でトラブルが起きないかどうかお試しください。