JR九州は「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」開催を記念し、2日より特別臨時列車「水戸岡鋭治の幸福な臨時列車」の運転を開始している。
同列車は「SL人吉」に使用される50系客車3両(全車指定席)をディーゼル機関車が牽引し、水戸岡氏がデザインしたヘッドマークも付く。運行区間は博多~門司港間で、途中の停車駅は香椎駅、福間駅、赤間駅、折尾駅。北九州市内の陣原~門司間では、通常は貨物列車しか運行されない鹿児島本線の貨物線を経由する。
運転初日の2日には、博多駅で出発式が開催され、黒色塗装のDE10形1638号機が牽引する臨時列車を前に、水戸岡氏やJR九州のキャラクター「くろちゃん」らも参加した。車内では記念乗車証の配布や九州の観光列車グッズの販売も行われたという。「水戸岡鋭治の幸福な臨時列車」は今後、12月8・9・15・16日と1月12~14日に1日1往復運行される予定となっている。
「水戸岡鋭治の幸福な鉄道展」は1月14日まで、JR博多シティ9階のJR九州ホールにて開催。水戸岡氏が主宰するドーンデザイン研究所のおもな仕事を200枚以上のイラストや写真で紹介するほか、来年デビュー予定の「ななつ星 in 九州」のコンセプトを再現するコーナーも。ミニトレイン「つばめ電車」の運行、水戸岡氏がデザインした車両の模型や列車座席(実物)の展示、「くろちゃん」コーナーと盛りだくさんな内容となっている。