米Googleは12月3日(現地時間)、同社Google Maps Android APIのアップデートを発表した。同APIの利用により、Google Mapsを利用するAndroidアプリでタブレット向けの新UIがサポートされたり、一部地域で提供されている屋内地図機能を組み込んだりと、いくつかの機能拡張が利用可能になる。
同件はGoogle MapsのLat-Long Blogで紹介されている。AndroidアプリではGoogleが提供するMaps APIを利用することにより、アプリ内に同地図サービスを使った機能を実装できるが、今回のアップデートでいくつかの新機能が利用可能になる。具体的にはAndroid Fragmentsの利用により、タブレットなど画面スペースの広いデバイスで複数のUIパーツを組み合わせた操作画面を作成できる。またGoogle Maps内では通常地図のほか衛星写真や鳥瞰図、交通情報など複数のレイヤを重ねられるようになっているが、今回のアップデートで一部ショッピングモールや空港など、建物施設をカバーするIndoor Mapsを利用可能になった。また地図上にマーカーや情報ウィンドウを表示させる場合、従来よりも少ないコーディングで実装できるようになっているという。
すでにTrulia、Expedia Hotels、FlightTrackといったアプリでは新APIの機能をサポートしており、その一端を体験できるという。詳細についてはGoogle Maps Android API v2のページを参照してほしい。
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