シャンゼリゼ通り店でいただくマクドナルドのお味は?

木で見えづらいが、遠くに見える四角い建物が凱旋門。少し離れないと全体像が写せないため、マクドナルド前も観光客の撮影スポットに

ディナーはもちろん、ランチもコースでいただくフランスで、あえてマクドナルドをレポート。実はかなりの人気で、至る所に見慣れた看板がある。しかも、日本では考えられないようなところに店舗があるのがスゴい。ここでは、日本ではお目にかからないメニューと、フランスに行ったら一度は行ってほしいマクドナルドの店舗を紹介しよう。

まずはタバスコで有名なアメリカのマキルへニー社とコラボした、「RED CHILI HOT PEPPER」(セットで7.5ユーロ)バーガーから。パプリカのかかったバンズの下には、パプリカソースとマヨネーズがたっぷり。実はチーズにもひと工夫で、香辛料のきいたものを使っているとか。パティはもちろん100%ビーフ。かぶりつくと、ピリリと辛さが後を引き、ついついビールを頼みたくなるような味わいだ。日本のレギュラーメニューに加えたら、夜は会社帰りのオトナたちが列を成してしまいそうなくらい、これはイケる。

パッケージにもマキルへニー社のロゴ。ビッグマックと同じ大きさのパッケージに入っている

バンズを開けてみた。見た目はかなりビミョーだが、味は良し!

今回、こちらのメニューを食べたのは、凱旋門が見えるシャンゼリゼ通り店。残念ながら位置関係から凱旋門を眺めながらの食事はできないが、周辺は名の知れた高級ブランド店ばかり。最高にリッチな立地で味わうハンバーガーは、ひと味もふた味も違うはず。

ルーブル美術館下にある店舗も雰囲気抜群

次にご紹介するのは、「McWRAP」(セットで7.2ユーロ)。「ハンバーガーより野菜多め」「炭水化物少なめ」「手が汚れないアイデアパッケージ」の三拍子で、女性に人気が高そう。注文したチキンラップは、ブラックペッパーをつけてサクッと揚げたクリスピーチキンとカリカリベーコン、レタス、トマト、チーズをトルティーヤ生地で巻いたもの。少し酸味のきいたフレンチドレッシング風ソースがたっぷりかかっていて、サラダ風の仕上がり。

こちらが「McWRAP」。実は30cm近い長さがある。ソースは「これでもか! 」とたっぷり。でもこのソースのおかげで、「揚げ物+ベーコン+チーズ」というファットトリオもおいしくいただける

リアルレザー風のイスは、腰が深く沈みリラックスできる。食事の後、そのままうたた寝をしているフランス人も多数

このMcWRAPを食べたのは、ルーブル美術館下にある「カルーセル・ド・ルーブル店」。店内奥に行くとデザイナーズチェアが配され、美術館出口横の荘厳な(?)石垣を見ながら、ハンバーガーを食べられるというちょっぴり贅沢な空間だ。そして店を出て50mの場所には、かの有名な逆ピラミッドとフランスの名店街。ぜひ一度は訪れてみてほしい。