オウチーノが運営する「新築オウチーノ」は10月19日~26日の期間、首都圏在住の男女300人を対象に、「結婚後の理想の住環境」について調査を実施した。
まず、「結婚して子育てする立場になったら、賃貸と持ち家のどちらがいか?」と尋ねたところ、圧倒的に「持ち家」と回答した人が多かった(80.7%)。さらにマンション(以下、集合住宅)と一戸建てのどちらを希望するかという質問では、集合住宅27.0%に対し、一戸建てが73%。大半の人が持ち家で一戸建てを理想にしていることが明らかとなった。
しかし、回答者が幼少期(0~12歳)に集合住宅で育った人を対象に同じ質問をすると、回答は「集合住宅50%、一戸建て31.5%、その他18.5%」と集合住宅が逆転でトップ回答となった。幼少期に育った環境で理想の住居形態は変化するようだ。
次に「結婚後にペットを飼いたいですか?」と質問したところ、59.7%が「はい」と回答。幼少期の環境ごとに集計すると、幼少期にペットを飼っていた人は76.6%が「飼いたい」と回答したのに対し、ペットを飼っていなかった人は飼いたいと回答した割合は39%にとどまった。
子供の数に関して質問すると、兄弟がいる環境で育った人は「子供は2人がいい」という回答が最も多かった。しかし「子供はひとりがいい」とする人は一定数おり、その理由として「子供が多いとお金がかかる」といった声が多く寄せられた。
今回の調査結果では、結婚後は「持ち家・一戸建て・子供2人、ペット付き」といった"クレヨンしんちゃんの野原家"のような環境が理想な環境として出た。理想の住環境は幼少期の環境にも影響されるが、現在の世相も反映しているようだ。