大王製紙との計3件の訴訟に勝訴したと発表したユニチャーム(画像は同社Webページ)

ユニ・チャームはこのほど、大王製紙およびダイオーペーパーコンバーティングより提訴されていた特許訴訟に勝訴した、と発表した。

特許権に関する計3件の訴訟に、いずれも勝訴

同訴訟は、平成22年4月6日、大王より、同社製の紙おむつ「ムーニーマン スリムパンツ Big」および「ムーニーマン スリムパンツ L」が、特許第4197179号および特許第4463322号の2件の特許権を侵害するとして東京地方裁判所に提訴され、さらに同年10月25日、同一製品について特許4198313号の特許権の侵害を理由とする訴訟が追加提訴されたもの。

これまで2年余りにわたって審理が続けられてきたが、11月30日、東京地方裁判所民事第47部(裁判長:高野輝久判事)は、大王の請求をいずれも棄却するとの判決を言い渡した。

同社は今後も、製品開発にあたっては他社の知的財産権を尊重するとともに、自社の知的財産の保全と有効活用に努めていく、としている。