11月25日に結成50周年記念ライブ「50・アンド・カウンティング」と題してツアーの幕開けを盛大に祝ったザ・ローリング・ストーンズ。写真はキース・リチャーズ (C)BANG Media International |
英ロック・バンド、ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズが、昔ミック・ジャガーを苛立たせるためにライブで長いギター・ソロを演奏していたという。
1980年代に音楽の方向性の違いからバンド内に不協和音が生じていたストーンズだが、あるライブでキースは、ボーカルのミックを差し置いて長々とギター・ソロを演奏し、ストレスを発散させていたようだ。1982年に同バンドのヨーロッパ公演に同行した写真家のデニス・オレガンは、当時を振り返ってキースとミックの不和の様子をBANGショービズに話している。
「バンドメンバーが口論しているわけじゃないけど、もしバンド内で不和が生じたら周りに伝わるものさ。ある時キースは本当に頭にきたみたいで、その怒りをギター・ソロで爆発させようって思ったんだよ。キースはステージから客席に向かって伸びたキャットウォークの1つに飛び出していって、そのツアーで一番長いギター・ソロを披露したのさ。その間ミックはやる事がなくなってしまったから、必死に観客を盛り上げていたよ。キースはミックをイラつかせている事に気づいたんだ。そうやってストレス発散をしてたんだよ」
さらにデニスは、当時キースとミックの性格の違いも明らかだったと付け加えた。「ミックは分かりづらい性格だから余計に興味をそそられるね。反対にキースは感情が顔に出るタイプだよ。キースが不機嫌な時は周りはすぐに気付くけど、もしミックが不機嫌でも誰も分からないんだ。ミックはイライラしても"決してグダグダ言わず、その代わり周りに説明もしない"っていう信条があるんだ。キースはかんしゃく玉みたいだけど、ミックはいつも平然としてるんだ」
そんなデニスは英SNSサイト「フレンズ・リユナイテッド」と提携してローリング・ストーンズのオンライン・ギャラリーを開催中。こちらでその詳細が確認できる。
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