京阪電気鉄道は12月24日、テレビカーとして長年親しまれた旧3000系特急車の引退記念グッズを限定発売する。「『走る! アラームクロック旧3000特急車』引退記念特別バージョン」「旧3000系特急車想い出のヘッドマークコースターセット3」の2種類。
「『走る! アラームクロック旧3000特急車』引退記念特別バージョン」は、アラーム付き時計機能を備えたプラスチック製の玩具。特急用の初代発車メロディや昭和時代のCMソング、旧3000系特急車の初代車内アナウンス担当者である大伴英嗣(おおとも・えいじ)氏による懐かしの特急車内アナウンスが収録され、設定時刻にこれらの音声を流せる。外観は、1974年に連結器を改造してから1995年に大規模な更新工事を施すまで、最も長い期間親しまれた車体をモチーフにしている。3,000個限定で1個1,500円。
「旧3000系特急車想い出のヘッドマークコースターセット3」は、旧3000系特急車が過去に掲出したヘッドマークの中から、思い出のシーンを彩るものを選定したコースターセットの第3弾。ハトマーク、京阪特急2階建て車両祝デビュー、ミシガンショウボート、びわこ連絡の4種類がセットになっている。2,000セット限定で、1セット1,000円。
各商品とも中之島、淀屋橋、天満橋、京橋、守口市、寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、祇園四条、三条、浜大津の各駅にて12月24日午前9時より販売。京阪百貨店守口店6階玩具売場と京急百貨店5階おもちゃうりばでも同日10時より販売する。
京阪電鉄の旧3000系特急車は、冷房装置や日本初のカラーテレビ、世界初の一斉自動転換式クロスシートなどの数々の設備を備えて1971年に登場。長らく京阪電車の顔として愛されてきたが、2013年春の引退が決定している。