カシオ計算機は29日、使い勝手の向上と基本機能の充実を図った関数電卓を3シリーズ発表した。12月14日より発売し、価格はオープン。店頭予想価格は上位モデル「fx-995ES」が5,000円前後、スタンダードモデル「fx-915ES」が3,000円前後、エントリーモデル「fx-375ES」が2,000円前後。
同社の関数電卓(プログラム機能を持たないスタンダードタイプ)は、計算式と答えを同時に確認できる2行表示、分数やルート記号、微分積分記号などを教科書通りに入力・表示する数学自然表示など備え、好評を博している。
今回の新モデルでは、教科書と同様に循環小数の循環節を表す記号表記が可能となったほか、数学自然表示入力を使った式の出力形式バリエーションを増やすなど、基本機能の充実を図った。
ラインナップは、同社のスタンダード関数電卓として初めて周期表原子量呼出機能を備えたハイスペックな「fx-995ES」、電気工学や機械工学分野の計算にもすすめられる「fx-915ES」(ブラック/ホワイトの2色を用意)、基本的な関数計算機能を搭載した「fx-375ES」の3シリーズ。
本体は手にフィットしやすい丸みのあるデザインで、持ち運び時に液晶画面を保護するハードケースが付属。また、「エコマーク商品(環境保全型商品)」に認定されている。
主な仕様は、桁数が10桁、メモリが9組(独立1組・変数8組)、電源は太陽電池・ボタン電池(LR44×1)、電池寿命は約3年(1日1時間使用の場合)、オートパワーオフが約10分。本体サイズはW80×D162×H11.1mm、重量は約95g(電池込み)。