第41回ベストドレッサー賞の授賞式が、28日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急で行われ、受賞者の剛力彩芽、きゃりーぱみゅぱみゅ、藤木直人らが出席した。
日本メンズファッション協会(MFU)が主催するベストドレッサー賞は、1972年から発表されており、今年で41年目。「自主性のあるオシャレをしている人・ファッション性のある着こなしをしている人・話題性のある人」を選考基準に、各メディアや過去の受賞者、MFU会員のアンケートをもとに選出される。今年は、政治・経済部門でネスレ日本の高岡浩三社長、学術・文化部門で市川猿之助、芸能部門で剛力と藤木、スポーツ部門でなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の佐々木則夫監督、インターナショナル部門できゃりー、MFU推薦枠で女子プロ野球選手の川端友紀選手、特別賞で106歳の教育者・曻地三郎さんが受賞した。
多くの来場者が集まった会場に、パープルのドレス姿でにこやかに登場した剛力は「小さい頃から知っている賞なので、選んでいただいてうれしい。たくさんの人のおかげです」と感激。「これからもオシャレを研究していきたい。自分が好きな服を着れば、自分らしさが出ると思う。私は大人っぽい服の中に可愛らしいものをコーディネートしたり、メンズ服も着ます」とファッションについて語り、「憧れだったお仕事をやらせてもらって、本当に毎日幸せで充実した1年でした。これからも成長していきたい」と今年を振り返った。
フォーマルスーツ姿で出席した藤木は「自分が生まれた年に始まった賞をいただけて不思議な感じ。洋服を買うのは苦手で、どっちかと言うとファッションに疎い方なんですが……」と恐縮しつつ、「全然、ドレッシーじゃねぇじゃん! って言われないように頑張らないと。竹中直人さんの挑戦的なファッションを参考にしたい」と意気込んだ。
また、2日前に行われたイベントで転倒し、鼻の下を3針縫うケガをしているきゃりーは「普段はこんなに肌を見せないけど今日はセクシー風です。TPOに合わせておひげを付けました~」と傷を隠す口ひげをお茶目にアピール。「前歯が折れたかと思った。久しぶりに顔から血が出てて笑っちゃいました。跡が残らないことを祈ります」とケガの状況を説明し、「来年のテーマは世界征服です! 日本は元気ですって伝えるために、ファッションと音楽を融合させた文化を世界中に発信したい」と元気に来年の目標を掲げた。